現在、2024年冬期のインフルエンザの予防接種を実施しています。
接種期間・対象者
2024年10月1日(火)より開始
接種期間:2024年10月1日(火) ~ 2025年1月31日(金)の当院開院時間内
対象者 :(当院では)満13歳以上の方
※ワクチンが無くなり次第終了します。
※コロナワクチンと同時接種も可能です(コロナワクチンについてはこちら🔗)。
ご予約
◍ ご予約は 当院の WEB予約🔗 、または電話 (☎078-361-2200🔗) でお取りください。
◍ 一般の方で下記割引を希望される場合は、WEB予約の方のみが対象となります。
接種費用(税込)
高齢者(65歳以上の方):1500円
※満65歳以上の方、及び満60~64歳で身体障害者手帳1級相当の障害のある方
※生活保護世帯、市民税非課税世帯、神戸市発行の「公害医療手帳」をお持ちの方は無料ですが、
必ず「無料となる証明書類」もお持ちください。お支払い後の払い戻しはできません。
一般(13~64歳の方):3300円
【下記条件①②を両方満たした場合のみ、300円割引して3000円に致します】
① 平日の午後診か土曜日で 事前にWEB予約 をされた方
※電話予約の方、直接来院の方は対象外です
② 記入済みの問診票を持参いただいた方
※予診票は以下からプリントして下さい(Android端末でリンク先が開けないことがあります。その際は、リンクを長押しするとダウンロードできる場合があります)
※事前にご自宅で検温と、問診票に体温の記載もお願いします。
※高齢者(65歳以上)の方は神戸市から配布された専用の予診票がありますので、予診票の持参は不要です。
注意事項
◍ ご来院の際は、マスクの着用をお願いします
◍ 問診の結果によっては(発熱、アレルギー等で)接種できない場合があります
◍ 来院時は健康保険証、当院の診察券(お持ちの場合)をお持ちください
◍ ワクチン接種は一般外来と並行して実施しているため、一般外来の診察状況によってはお待ちいただく場合があります。同時間帯のご予約の場合は、来院された順に診察・接種を行います。
Q&A(よくある質問事項を集めました)
Q1:痛くないですか?
針を刺すため痛みが無いとは言えませんが、当院では少しでも患者さんの痛みが軽減されるよう、細めの針を使用しています。
Q2:予防接種でどんな効果がありますか?
予防接種後、約2週間で抗体ができて、約5カ月間効果が続くとされています。
感染自体を防ぐのではなく「発病」や「重症化」を抑える効果があるとされています。
(アメリカCDCの報告では約40~60%の発病予防効果、国内の研究では、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者について34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があった、とされています)
Q3:インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか?
インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えますので、12月中旬までに接種を終えることが望ましいと考えられます。
Q4:昨年予防接種を受けましたが、今年も受けた方が良いでしょうか?
インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行が予測されるウイルス株を用いて製造されています。またワクチンの効果も5か月程度で無くなります。
このため、昨年接種を受けた方でも今年の接種を検討して頂く方が良い、と考えられます。
◍2024/25シーズン向け製造株
A型H1N1:A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)
A型H3N2:A/カリフォルニア/122/2022(SAN-022)
B型山形系統:B/プーケット/3073/2013(山形系統)
B型ビクトリア系統:B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)
Q5:他のワクチンとの併用できますか?
2020年10月から基準が緩和されたため(詳細はこちら🔗)、インフルエンザワクチン(不活化ワクチン)は他のワクチンとの併用が可能です。
インフルエンザワクチンとコロナワクチン、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンは「接種間隔に制限は無く」「同時接種も可能」です。
※コロナワクチンと肺炎球菌ワクチンは13日以上の間隔を空ける必要があります。
Q6:ワクチンは何回接種が必要ですか?
13歳以上の方は1回接種、13歳未満の方は2回接種を原則としています。
ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、健康な成人の方や基礎疾患のある方を対象に行われた研究から、インフルエンザワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価の上昇が得られるとの報告があります。
Q7:予防接種後に気を付けることはありますか?
インフルエンザワクチンの副反応の多くは24時間以内に出現しますので、特にこの間は体調に注意して下さい。
入浴は差し支えありませんが、注射部位を揉んだり強く擦る事はやめて下さい。
接種当日はいつも通りの生活をしても構いませんが、激しい運動や大量の飲酒は避けて下さい。
Q8:インフルエンザワクチンの接種によって、インフルエンザを発症することはありますか?
ありません。
インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、インフルエンザウイルスの感染性を失わせ、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して作ったものです。したがって、ウイルスとしての働きはないので、ワクチン接種によってインフルエンザを発症することはありません。
Q9:予防接種が受けられない方はいますか?
予防接種実施規則第6条による接種不適当者として以下の記載があります。
(1) 明らかな発熱を呈している者:通常は、37.5℃を超える場合をいいます。
(2) 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者
(3) 予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーショックを呈したことがあることが明らかな者
(4) その他、予防接種を行うことが不適当な状態にある者
Q10:妊娠中でも接種できますか?
接種できます。
添付文書上は「予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること」と記載がありますが、インフルエンザワクチンは「妊娠を考えている方」「妊娠中(妊娠週数に関わらず)」「授乳中」どの時期にも接種が可能であると報告されており、当院でも接種可能です。
アメリカCDCでも、妊娠中のワクチン接種による安全性に懸念はみられないとする分析結果を公表し、接種を強く推奨する声明を出しています。
また防腐剤を含まないワクチンの方がより安全とされており、当院では妊娠中の方には防腐剤無しのワクチンを投与しております。
Q11:注射でないインフルエンザワクチンは扱っていますか?
当院では現在取り扱いはありません。来年以降については検討中です。
点鼻のインフルエンザワクチン「フルミスト」は、痛みが少ないことは大きな利点ですが、以下の理由から現在は採用を保留しています。
・①接種対象者が2歳~18歳までのため、当院は小児科ではないこともあり対象者が少ない事
・②通常の注射のワクチンよりも薬価が高価な事、8000円前後
・③通常の注射のワクチンよりも予防効果が低い可能性があること
※2歳以上19歳未満の日本人健康小児を対象とした国内第Ⅲ相試験では、主要評価項目の「抗原性を問わないすべての分離株によるインフルエンザ発症割合」が、プラセボ接種後の35.9%に対し、フルミスト点鼻液(4価)接種後では25.5%