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2023年6月1日 新規開院。 JR神戸駅徒歩1分の内科、糖尿病内科

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花粉症

はじめに

花粉症 は、植物の花粉が鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの症状が特徴的な症候群です。北海道の大半と沖縄を除いて、スギ花粉が抗原となる場合が多いとされています。

花粉症は日本人の4人に1人がかかっている疾患で、一度発症すると治りにくいため今後も患者数は増えていくと言われています。今まで花粉症にかかっていないから大丈夫、という方も油断大敵です。花粉症はある時突然発症し、一度発症してしまうとその後は毎年症状が出ることも珍しくありません。

花粉症の症状が現れると...

主な症状はくしゃみ鼻水鼻詰まり目のかゆみとされ、4大症状と呼ばれています。
花粉症の症状が現れると、普段何気なく過ごしていた日常生活に大きな影響が出てしまいます。
花粉や症状に敏感になり、仕事や家事に集中できなくなったり、マスクやティッシュが手放せなくなります。症状を気にして外出を控えてしまう方もおられると思います。
その他にも、天気予報の花粉情報に一喜一憂したり、鼻をかみすぎて鼻が痛くなったり、睡眠不足になるなど、、、花粉症による影響は測り知れません。

他の病気との鑑別

◍ 風邪との違い

花粉症は、水のようなサラサラした鼻水と目のかゆみが特徴的であり、 屋外のほうが花粉が多いため症状も強くなります。
風邪であれば、一般的には目のかゆみはなく、数日のうちに鼻水は粘性の高いものになり、さらに黄色や緑など色のついたものとなります。

◍ 他のアレルギーとの違い

症状は似ていますが、屋内のほうが症状が強い場合、ほこりなどのハウスダスト等によるアレルギー性鼻炎が疑われます。
スギ花粉の飛散前からアレルギー症状を認める方も多くいますが、実際にごく微量の花粉に反応している場合だけでなく、季節特有の乾燥や冷気によるものもあると考えられています。

血液検査でアレルギーの原因物質を特定することもできます。お気軽にご相談ください。

※Viewアレルギー39検査:吸入系、食物系アレルゲン39項目を調べた結果を表でお知らせします。
検査費用は3割負担の方で 約6000円です (初診料 + 検査費用(採血、判断料含む) + 再診料(結果説明))。
アレルギー

花粉症の治療

◍ 治療の種類

● 薬物療法(対症療法):薬で花粉症の症状を抑える治療で、最も一般的な治療法です。
抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、ステロイド薬などを使用します。

● 免疫療法(根治療法):花粉症の原因となるアレルゲンを少量ずつ体内に取り込み、花粉症を治す治療法です。
適応はスギ花粉のみで治療期間は3~5年、治療成功率は60%程度です。流行期には開始できないなど、治療開始には諸条件もあります。

● その他(レーザー治療、当院では実施していません)
鼻の粘膜を焼却処理し、アレルギー反応を起こりにくくします。薬を減らせたり中止したりできるようになりますが、鼻の症状にしか効かない、2~3年で効果が無くなるなどのデメリットもあります。

◍ シーズン前に対策をすることで花粉症の症状は軽減できます

もし花粉症の症状が出なければ… 今よりも症状が軽ければ… とお悩みの方も多いと思います。

実は毎年花粉症に悩まされている方でも、シーズンより少し前からお薬を飲み始めることで症状を軽減することができます。
毎年症状が出てから行動している方も、今年からは少し早く予防に動きませんか?

◍ 市販薬と処方薬

花粉症の治療を市販薬で済ませてしまう方も多いと思います。
処方薬の場合は医療機関を受診する必要がありますので、手間をかけたくない、なかなか時間が確保できない方にとって市販薬は大きな味方ですが、処方薬は医師が一人ひとりの患者さんを診察した上でお薬をお出ししますので、お悩みの症状に対してより適切に対応できます(選択できる薬も多く、治療効果の高い薬も使用できます)。

また、負担する費用の面でも、実は処方薬の方が市販薬に比べて少なくて済むことが多いです。 お薬の効果や負担額の両面で処方薬の方がメリットがありますので、できれば例年市販薬で済ませている方にも今年は処方薬での花粉症対策をおすすめします。

花粉への対策

花粉症は花粉を吸い込まないことが何よりも大切です。

◍ 天気予報で花粉情報を事前にチェックしておく。
◍ マスクを付けることで、くしゃみの回数を減らすことができます。 花粉用マスクを使用すれば、さらに吸い込む花粉量を減らすことができます。またマスクの内側に湿らせたガーゼを重ねると細かい花粉も予防できます。
◍ 目の対策にはメガネが有効です。 最近では様々な花粉症対策のメガネが登場しています。

一般内科

体調不良でお困りの時だけではなく、生活習慣病の治療が必要な方など、些細なことでも結構ですのでご相談ください。

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